2009年04月18日

ウソがウソを呼ぶ

最近少しバタバタしています。
何故か、まるでブログを真面目に毎日更新してるみたいな慌しさです。

そんな訳で『ネタはあるけどまとまらない』状態なので
また昔のネタを引っ張り出して 楽を 急場をしのごうと思います。


今世紀初頭に起こった「ある事件」を元に書いた よた話 です。
初めに【前解説】をしておきます。
今回のお話は、2003年始めに起こった
『“ケビン・ミラー”選手の入団ドタキャン問題』
をベースにした作り話です。

2002年。MLB(アメリカ大リーグ)において
「選手の年棒合計額のチームの上限を設定し
 それを超える金額に対して課税?する」

事を決定しました。

その為、各球団は調整に必死になり、オフの契約が難航し
多数の、準・レギュラークラスの“高額年棒選手”との契約が
交わされないまま越年するケースが続出しました。


そんな中、『中日ドラゴンズ』並びに『日本プロ野球機構』にとって
屈辱的な事件が起きました。


2003年1月11日。『中日ドラゴンズ』が『フロリダ・マーリンズ』の
“ケビン・ミラー”外野手の獲得を発表しました。


数日後 “ミラー”選手のもとに
『ボストン・レッドソックス』よりオファーが入りましたが
既に契約書が正式に交わされており、法律的には
“ミラー”選手の『レッドソックス』入りは不可能なハズでした。

ところがキャンプインの2月1日が迫るにつれて
“ミラー”の態度が急変し、とうとう1月末に

「日本には行かない。ボクを自由にして欲しい」
とか言ってドタキャンしてきました。

当初、『中日ドラゴンズ』サイドは徹底抗戦の構えでしたが
自他共に 『世界最強の労働組合』と言われるMLB選手会が
“ミラー”の擁護にまわり
「もし『中日ドラゴンズ』が “ミラー”を自由にしないなら
 今年3月に日本で行う予定の《MLBの開幕戦》を中止 にする」

ほとんど脅迫をしてきた為
球団側が譲歩し自由契約とせざるを得なくなり
めでたく “ミラー”はボストン・レッドソックスのユニフォームに

袖を通す事となりました。

 とりあえず日本の球団と契約して、
 条件をUPさせてから【本当に行きたい球団と契約する】大作戦


が、横行する事が心配でしたが、そこまでには至りませんでした。

まぁ、どちらにしろオモイッキリ舐められとるって事でしょうねぇ。


この よた話 は、この『事件』が大前提の小噺なので
これを知らないと全く笑えません。
(だからと言って、知ってれば笑えると思ったら大間違いですが・・・)









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Posted by 草野球チーム・自営隊“隊長” at 01:32Comments(7)野球