甲子園レジェンズ

この記事は、本来“三好のポン”ちゃんの記事にコメントで入れるべき内容なんですが、メッチャ長文になっちゃうので、自分トコの記事に入れる事にしました。


※“ポン”ちゃんが「見たいけど、見るのが怖い」って言ってた写真

今年の高校野球・夏の全国大会は９０回記念大会という事で、開会式の前に『かつての甲子園ヒーロー＆アイドル』を集めてイベントをしたみたいです。
参考資料【ＷＥＢ中日新聞･スポーツ】

写真、向かって左から２番目が３１年前の甲子園のアイドル、愛知･東邦高校の“バンビ坂本”くんです。

※今回の記事はここまでで終わりです。一応『続き』がありますが、メチャメチャ長文だし
ただの『高校野球好きのオヤジの思い出話』です。読んでも面白く無いし時間の無駄です。

私の記憶だからイイ加減なのですが
私の中学時代、愛知県代表は『冬の時代』でした。
春･夏通じてほとんどが１回戦負けだったと思います。

私が高２の時“中京高校”が久しぶりの勝利を挙げた翌年から『野球王国愛知』の片鱗を見せてくれる時代に突入して行きました。
翌年の夏“東邦高校”が“バンビ･坂本”と呼ばれた１年生投手を擁し、準優勝を飾りました。

確か背番号は１１。普通に考えれば３番手の投手です。
硬式ボールの経験が浅いだけではなく、中学時代は外野手だったそうで、本来ならベンチにすら入れないタイミングでしたが、シュートを覚えて『使える投手』に格上げされたそうです。

この時の“坂本”のシュートは恐ろしくキレがあったらしく
当時の監督の“坂口”監督（現在は“大垣･日大”の監督）が
「“坂本”のシュートは高校生では打てない」と言っていました。

１回戦こそエースが先発しましたが、途中（たぶん初回）で“坂本”に交代すると、決勝戦まで全て彼が１人で投げ切ったと思います。
真夏の炎天下の下、細身の美少年が屈強な大男たちに立ち向かう姿から“バンビ”という愛称で呼ばれ、甲子園のアイドルとなりました。

ちなみに屈強な大男たちの代表格が、味方ですが“東邦の４番サード・森田”です。
巨人の星の“伴 宙太”を彷彿とさせるルックスで、目の前に立たれて睨まれたら少しチビッてしまいそうなんですが
勝ってベンチに帰る時の笑顔が、メチャメチャ可愛い野球小僧の笑顔だった事と上の前歯が１本無かった事を記憶しています。
私の中では“金太郎”が現代に表れて、野球をやってる。そんなイメージでした。
今、彼は母校“東邦高校･野球部”の監督として甲子園に帰って来ています。


決勝戦は“東洋大姫路高校”。秋に“阪急ブレーブス”（当時パリーグ№１チーム）にドラフト１位で指名を受けるサウスポー“松本”との投げ合いで延長戦に突入する好ゲームでした。

ちなみに“東洋大姫路”のユニフォームは兄貴分の“東洋大学”のユニフォームと同じデザインと思われ、胸に『ＴＯＹＯ』とだけ入っていました。この記事の初めに載せた写真で分かると思いますが
“東邦”のユニフォームも胸に『ＴＯＨＯ』なだけで、ＹとＨが入れ替わっただけで、ユニフォームやアンダーシャツの色合いなどもほとんど同じだった為、見分けが付かなくなっていました。

この試合、延長１０回の裏に“東洋大姫路”の４番にサヨナラホームランを打たれて決着しましたが
確か１アウト３塁というピンチで３番ピッチャー“松本”（左打ち）を敬遠して（右打ちの）４番勝負という経緯がありました。
後のＴＶ番組で読唇術の先生が、ベンチから「３番敬遠・４番勝負」の伝令を受けた“坂本”の口が

「勝負したいなぁ・・・」

と動いた・・・って言ってました。

この直後３ランホームランを放ち、インタビューに答えた４番の声が、アニメ･巨人の星の“星 飛雄馬”の声にソックリだった事を記憶しています。


その後“バンビ・坂本”は、２度の秋のシーズンは故障等で『春の甲子園』の切符は手に出来ず、２年の夏、決勝戦で、後に中日に入団する４番“栗岡”を中心とする豪打の“中京高校”に２－１で惜敗しました。
（ちなみに、甲子園でベスト４のこの年の“中京高校”を２点に抑えたのは彼だけです）
“坂口”監督に「３点以内に抑えれば勝てる」と言われて２点に抑えたが、相手の“武藤”が凄い気迫で１点に抑えてしまいました。

そして３年の夏、２コ下（１コだったかも？）のアンダースロー投手“瀬戸”にエースナンバーを奪われたまま、チームが予選で敗れ
「ボクよりも“瀬戸”の方が上だっただけです。それで負けたんだから仕方ないです」
と爽やかに答えていたのが印象的でした。


私が高３の時、甲子園に地元愛知県から突如表れたニューヒーロー。
それ以来、地元愛知県から幾多のヒーローが生まれました。
私の中では、全てこの年の“東邦高校”が起点となっています。


何か、ヘンに記憶に刻まれていたので、つい語ってしまいました。
もし最後まで読んじゃった方がいたら、ホント～にゴメンナサイ。
ただの自己満足の文章です。
おまけに記憶が間違ってるところもあるでしょうし・・・。

これに懲りずにまた見に来て下さい。
では、また。(^0^)/~~　バイバイ